「まだあるもんねー」<br><br>「ねー」<br><br>そう、顔を見合わせると、パンケーキを運びながら食卓へ向かう。<br><br>「...... この食卓のご馳走か?」<br><br>「え?これは追加のトッピングだよ?」<br><br>「だよ?」<br><br>「...... まじか......」<br><br>バナナ、チョコレート、生クリーム、ジャム...... は、分かる。<br><br>けれどパッとみただけでも、ソーセージステーキやら、アンコやら、チーズやら、たらもサラダやら、たくあんやら...... もう和洋折衷どころでないラインナップな気がするのだが。<br><br>...... まぁ、たらもサラダは好きだからいいか。<br><br>「さてお待ちかね!かずくん!スペシャルメニューをどうぞ!」<br><br>「はい!」<br><br>「ま、まだあんのか?!」<br><br>一体何が...... と慄いている俺を尻目に、かずいがまたキッチンに引っ込んだ。<br>そしてその手に乗せられていたのは、小さな赤い実だった。 ...
Μεταφράζονται, παρακαλώ περιμένετε..